蒼き空への願い
□第七話
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一週間後
シンジは学校が終わるとレイの病室に向かっていた。
まともな食事を教えるため手作りの弁当を食べさせたり、挨拶の仕方・一般常識をレイに教えていた。
シンジは雨が降っても毎日欠かさず病室に通っていた。
そのため隣人の作戦部長に幾度かからかわれる羽目になったのだが。
「綾波、準備は出来た?」
シンジは何時もの様にノックをし、ドアを開けた。
レイは既に制服に着替えておりパイプ椅子に座り文庫本を読んでいた。
シンジに気がつくとレイは本を閉じパイプ椅子から立ち上がった。
「えぇ、出来ているわ」
パイプ椅子の隣にはバックが置いてある。