蒼き空への願い
□第拾弐話
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数週間後、レイとシンジは零号機の起動実験をするためネルフに来ていた。
「レイ、調子はどう?」
リツコはモニターに映るレイの姿を見ると言った。
「問題ありません」
レイは素気なく答えた。
「そう、でもおかしいと思ったら言ってね。またあんなことになったら嫌だもの」
リツコは少し心配そうに言うのであった。
「・・・・・はい、ありがとうございます」
「レイ、変ったわよね」
ミサトはリツコに言うのであった。
「そうね(これもシンジ君の力ね)」
「あんたも変ったわよ」
「えっ?」
ミサトの言葉にリツコは驚きの声を上げた。