蒼き空への願い

□第壱話
2ページ/5ページ



ネルフ本部・司令所


「使徒か・・・15年ぶりだな」

「あぁ」

目の前にあるモニターには為すすべもなく落とされていくVTOLが写っていた。

「やはりATフィールドか」

「通常兵器では使徒は倒せんよ」

二人の男、ネルフ総司令[碇 ゲンドウ]と副指令[冬月 コウゾウ]は戦略自衛隊略して戦自の高官達の怒鳴り声と焦り声をBGMに話していた。

その頃シンジはバイクで街中を颯爽と走っていた。メーターは50Kmを振り切っていたが。

「確か原付って30Kmまでだよね、まぁ非常時だしいっか」

とか言いつつネルフに向かっていた。
その前にヘルメットを被ってない事を気にしろと言ってやりたい。
すると目の前から猛スピードで走ってくる青いスポーツカーと擦れ違った。

「あれ?さっきのって?」

ブレーキをかけ止まって振り返るしかしすでに見えなくなっていた。

「まぁいっか、死なないでください」

シンジは手を合わせ祈りを捧げた。

「さて、行きますか」

そう言ってまた走り出すのであった。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ