蒼き空への願い
□第壱話
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ネルフ本部・司令所
「使徒か・・・15年ぶりだな」
「あぁ」
目の前にあるモニターには為すすべもなく落とされていくVTOLが写っていた。
「やはりATフィールドか」
「通常兵器では使徒は倒せんよ」
二人の男、ネルフ総司令[碇 ゲンドウ]と副指令[冬月 コウゾウ]は戦略自衛隊略して戦自の高官達の怒鳴り声と焦り声をBGMに話していた。
その頃シンジはバイクで街中を颯爽と走っていた。メーターは50Kmを振り切っていたが。
「確か原付って30Kmまでだよね、まぁ非常時だしいっか」
とか言いつつネルフに向かっていた。
その前にヘルメットを被ってない事を気にしろと言ってやりたい。
すると目の前から猛スピードで走ってくる青いスポーツカーと擦れ違った。
「あれ?さっきのって?」
ブレーキをかけ止まって振り返るしかしすでに見えなくなっていた。
「まぁいっか、死なないでください」
シンジは手を合わせ祈りを捧げた。
「さて、行きますか」
そう言ってまた走り出すのであった。