蒼き空への願い

□第弐話
2ページ/10ページ


「あ、あの、そろそろいきませんか??赤木さん、葛城さん」

シンジはいつの間にか立ち止まってた二人にいった。

「そうね・・・あとシンジ君私のことはリツコでいいわよ」

「私もミサトでいいわ」

3人はリツコを先頭に歩き始めた。

「シンちゃん、お父さんの仕事しってる?」

「もちろん知ってますよ!人類の未来を守る大事な仕事ですよね」

リツコは嬉しそうに話すシンジに驚いた。
シンジは父に対し苦手意識抱いていると思ったからだ。実際MAGIもそう判断していた。

「父さん、忙しいのに月に一度ちゃんと手紙をくれましたし、お祖父さんも説明してくれましたから」

「えっ!!シンちゃんお祖父さんいたの(って言うかあの司令が手紙!!)!?」

「ミサトまた読んでなかったのね」

リツコはまたミサトをジト目で睨む。

「シンジくんのお祖父さん[碇 シンクロウ]さんはIKARI財閥の社長よ。いくらミサトでも知ってるわよね?」

「あのIKARI財閥の!!」

IKARI財閥とは主にIT関係に力をいれ実績を伸ばしていった財閥で、今世界で1.2を争う大財閥である。

「シンちゃんのお祖父さんって凄いのね。ところで、お父さんからの手紙ってどんななの?」

「元気か?とか大丈夫か?とかですよ。今回の手紙だって」

そういってシンジは『来い』とだけ書かれた手紙をミサトに見せた。
ミサトはその手紙を見て顔を顰めた。

「可愛いですよね。父さん照れてるんですよ」

シンジは嬉しそうに話す。

ミサトは(あの司令が可愛い??)と思いリツコは羨ましそうに話を聞いていた。

一つ付け加えるがリツコとゲンドウに大人の関係はない、ゲンドウはユイ・シンジ一筋であり、リツコはゲンドウにアピールするがゲンドウはシンジの次に鈍感なため気づいていなかった。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ