蒼き空への願い
□第弐話
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「あ、あの、そろそろいきませんか??赤木さん、葛城さん」
シンジはいつの間にか立ち止まってた二人にいった。
「そうね・・・あとシンジ君私のことはリツコでいいわよ」
「私もミサトでいいわ」
3人はリツコを先頭に歩き始めた。
「シンちゃん、お父さんの仕事しってる?」
「もちろん知ってますよ!人類の未来を守る大事な仕事ですよね」
リツコは嬉しそうに話すシンジに驚いた。
シンジは父に対し苦手意識抱いていると思ったからだ。実際MAGIもそう判断していた。
「父さん、忙しいのに月に一度ちゃんと手紙をくれましたし、お祖父さんも説明してくれましたから」
「えっ!!シンちゃんお祖父さんいたの(って言うかあの司令が手紙!!)!?」
「ミサトまた読んでなかったのね」
リツコはまたミサトをジト目で睨む。
「シンジくんのお祖父さん[碇 シンクロウ]さんはIKARI財閥の社長よ。いくらミサトでも知ってるわよね?」
「あのIKARI財閥の!!」
IKARI財閥とは主にIT関係に力をいれ実績を伸ばしていった財閥で、今世界で1.2を争う大財閥である。
「シンちゃんのお祖父さんって凄いのね。ところで、お父さんからの手紙ってどんななの?」
「元気か?とか大丈夫か?とかですよ。今回の手紙だって」
そういってシンジは『来い』とだけ書かれた手紙をミサトに見せた。
ミサトはその手紙を見て顔を顰めた。
「可愛いですよね。父さん照れてるんですよ」
シンジは嬉しそうに話す。
ミサトは(あの司令が可愛い??)と思いリツコは羨ましそうに話を聞いていた。
一つ付け加えるがリツコとゲンドウに大人の関係はない、ゲンドウはユイ・シンジ一筋であり、リツコはゲンドウにアピールするがゲンドウはシンジの次に鈍感なため気づいていなかった。