蒼き空への願い
□第七話
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シンジは入院しているレイのため歯ブラシや洗顔料などの日用品を買いレイに渡していた。
「それじゃ、手続きは済ましといたから行こうか」
シンジはレイのバックを持つとレイと共に病院の外に向かった。
「碇君、私の家分かるの?」
帰り道、レイはシンジの隣を歩きながら訊いた。
「えっ、言ってなかったっけ?綾波は僕と一緒の家に住むんだよ」
レイの生活環境を変えなくてはとシンジが思った。
同棲はどうかと思ったが病院では教えにくい常識も色々とある。
ならば同じ女の子でありレイよりは常識を知っているサキがいる自分の家がいいと思ったからだ。
何故ミサトの家では駄目だかは言わなくても解るだろう。