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□縁は異なもの、味なもの!?
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「私、日本に行く」
今日私は母に言った。
このひどく狭い鳥篭の中から出たかった。
「仕方ないわね」
その言葉か何に対してなのかは知らなかったが、
父が母を説得してくれていたためであった。
明日にでも旅立とう
一刻も早く私の鳥篭とさよならしたかった。
簡単にスーツケースに荷物を詰める。
兄は今日仕事で遅くなるらしい、
挨拶しようか迷ったが早く日本に行きたい[V:8252]
という気持ちが大きくすぐに家を出た。
時刻は午後4時
さっき調べたら飛行機は満員で、
ファーストクラスがあいているだけだった。
日本に行くのならせっかくだし庶民的な暮らしをして見たいとエコノミーで行くと心に決めていたため一度フランスを経由して日本に行こうと思いちょうど来た自国のシンボル二階建てバスに乗り込むのであった。