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□滄溟の月
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※夢主の名が小説の根底を担うため、このbookにはドリーム機能はついておりません。
どうぞご了承ください。
※原作主人公・白火は登場しますが、彼女の父(正規日輪座太夫)のポジションが夢主となりますので、白火の両親は早くに亡くなっているという仮想設定で行かせていただきます。
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*夢主*
●月代(つきしろ)
日輪座の女太夫。
能の舞台で名を知らぬ者がないと言われるほどの逸材。
ぬばたまの艶やかな黒髪に、深碧の瞳。清楚系美人。
普段はおっとりした優しい性格なのに、舞台に上がると一転。
修羅物、勝戦、女舞、神、鬼と、どんな演目でも見事に舞い、その腕は永観座太夫・井澄に匹敵するほど。
以下ネタバレ↓
実は二年前からある病を患っており、発作と堰を抑えるために薬が手放せない。
それが原因で舞台に上がることも少なくなった。
本人は「よき頃合い」と、日輪座の若太夫・白火の修行としている。
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*登場人物*
●颯佐(さつさ)
白火の母で夢主の育て親。
慈愛に満ちた女性だったが、身体が弱く白火を産み落として亡くなった。
●白火(はくび)
日輪座の若太夫。能にかける情熱は人一倍の若き舞人。
●朧(おぼろ)
日輪座の女手。白火の幼馴染でお姉さん。
●矢涼(やりょう)
日輪座の警護役。夢主を心から大切に思っている。笛も嗜む。
●蒼馬(そうま)
柚木座の若太夫。若手随一の力量を誇る。
●井澄(いすみ)
名門永観座の太夫。冷静沈着で頭脳明晰な実力者。
業界随一の腕と共に偉才に溢れる。
●静凪(しずなぎ)
永観座太夫・井澄の乳兄弟。やわらかな物腰の青年だが、座と井澄のことに関してはなによりも厳しい。
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