CP ーotherー
□Good morning despair
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「あっらー、隊長書類の山もう片づけたんですか?早ーい」
「お前が遅いだけだ」
紙袋から湯気の立つ肉まんを出して、口にしながら乱菊が笑う。
「あたしには才能が有りますから、いつだってこんなの軽ぅく片づけられますよォ」
「――――その才能を常に発揮してくれ、松本」
額に手を当てる仕草をした日番谷は、小さなため息を一つして立ち上がった。
「お出掛けですか? 何か急用でも?」
「ああ。って朝言っただろちゃんと」
「あははは、忘れてました」
日番谷は白い羽織をはためかせて戸口に立つ。
「見舞い、だ」