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□弱点(ゼロス←プレセア)
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『プレセアってよくわからないよねぇ。何考えてるのかよくわからないしサ…。あ、いい子だっていうのはよくわかってるんだけど…。』
『ぷっ!プレセアは肉球が好きなんだよ!それからすっごく可愛くて…!』
『…可愛いはジーニアスの感想だろ?そうじゃなくて、弱点とかあるのかなぁ…。』
「…弱点、ねぇ…。」
「プレセアちゃん?ちょっといい?」
「あ、ゼロスくん。どうかしましたか?」
旅の真っ最中。
そろそろ暗くなってきたし、今日はここらで野宿って事になった。
で、今は晩飯も済ませて各々自由な時間を過ごしている。
プレセアはみんなから少し離れた位置で自分の武器の手入れをしていた。
うん、他の女子はガールズトークに花を咲かせているのに、一人離れて武器を磨く姿は確かに謎かもしれない。
「プレセアちゃんの弱点教えてほしいな。」
「…お断り、します。」
確かに俺も単刀直入すぎたかもしれない。
でも一言、つぶやいてまた武器に夢中になるのもどうだろうか。