++少世界++

□冷たい体
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「あ!雪だ。」
「どおりで寒い。」
俺とキルアはずっと歩いていた。
だんだん寒くなって、雪も降り始めた。
「ゴン今金持ってるか?」
「なんで?」
「いや・・・どっかいってあったかいもんでも喰おうかなって。」
いつものがでた・・・。
「自分のお金つかえばいいじゃん!」
「ねぇーからいってんじゃん!」
さっき財布の中にお金がたんまり入ってるのを見たけどね。
「なんだよその目はぁ〜」
「べっつにぃー、お金がないんだったらはやくクラピカ達のところに帰ろうよ。」
「ちょ!まてよ・・・その・・・金あるからどっかよってこうぜ」
素直になればいいのに。

「マックいこうぜ!!」
「俺モスがいい。」
「どっちもおなじだ!いこうぜ」
「ドッチも同じならモスでもいいじゃん。」
「・・・ゴン・・おまえなぁー。」
俺が一つもキルアにあわせてるジャン!
・・・たまにはじゃんけんで決めてるけど。
でもじゃんけんだったら負けない!
「じゃんけんで決めようよ!公平で良いでしょ?ね?キルア!」
「やだ!いっつもおまえが勝つじゃん、どこが公平なんだよ。」
「・・じゃぁいいよマックで。」
なんで俺がゆずらなきゃいけないんだよ。
そのてんにかんしてはいっつも俺がそうじゃん。

キルアずるい

「あ”−−・・・喰ったくったぁー。」
「キルアのケチ」
キルアのお金だからってホポテトしかもらえなかったよ・・・。
「なんだよ!文句があんなら自分の金で買え!」
「いつも俺に金貸してってせがんでるのはだれだろうね。」
「う”・・・・・。」
キルアは自分勝手だなぁー。

帰りはもっと寒かった。
「うぉ!!さみ!」
「・・・・・。」
「んだよゴン!」
「キルアより俺が寒いのに。」
俺はキルアより冷たい体だから。
「・・・なら手つなぐか?」
「・・いいよ。」
一緒に手をつないで帰った。

「お!かえってきたかぁーー!寒くなかったか?」
「寒いにきまってんじゃん!」
「ミカン食べる?ゴンキルア」
「クラピカありがとう(^^)」
「Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)俺の分は?」
「レオリオの分はないよ。」
「ひでぇーなおい!」
俺はみんなより冷たい体をしてる。
でもキルアがいるからだんだん体が温まっていく。
みんながいるから温まっていく。

END

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