ねぇ、嘘つき

□隠し切れない憎悪
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-翌日-


「はぁー」


里枝はため息をついた


ここ暫く学校に行くのは憂鬱だった


「おーはよっ」


「…あーおはよ」


里枝は香に笑みを向けた


「…どうかした?」


「……何でもないよ」


辛い、辛いのだ


香を見るのが…


ボロが出そうで、宋介に想われている香が…憎くて、羨ましくて、

「そう?」


「うん!」


笑いかける事すら…


出来なくなりそうで…



終焉の鐘が鳴るとき

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