ねぇ、嘘つき

□終焉の鐘が鳴るとき
1ページ/1ページ

-教室-


「…はよ」


「……………おはよ」


里枝は宋介の言葉にうつむきがちに返事をした


宋介の顔を見るのすら…


辛い


でも…同じクラスで近くの席で


「里枝」


「!」


突如、宋介に声をかけられた


「…なっに?」


「二人で…話したい」


「ぁ…」


強い衝撃が里枝を襲った


どんな…内容なのか


まぁ,大体予測はつくが


「………わかった」


その言葉を言うには、凄い勇気が必要だった


…無理に笑った


でも、もう…きっと…


それも終わり―



知ろうとしないでいて

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ