ねぇ、嘘つき
□終焉の鐘が鳴るとき
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-教室-
「…はよ」
「……………おはよ」
里枝は宋介の言葉にうつむきがちに返事をした
宋介の顔を見るのすら…
辛い
でも…同じクラスで近くの席で
「里枝」
「!」
突如、宋介に声をかけられた
「…なっに?」
「二人で…話したい」
「ぁ…」
強い衝撃が里枝を襲った
どんな…内容なのか
まぁ,大体予測はつくが
「………わかった」
その言葉を言うには、凄い勇気が必要だった
…無理に笑った
でも、もう…きっと…
それも終わり―
知ろうとしないでいて