祈りむなしく届かんことを
□触れた手は温かく
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(…此処…何処?)
しつは見たことのない,風景に首を傾げた
『カチッ』という音を聞いた後,背中から転がっていった
どうやら,あそこが外への入り口だったらしい
道は坂道だったらしく,止まることなく此処まで転がってきた
出た所は,どうやら屋敷の裏側らしい
此処に居れば,後神に見つかるかもしれない…
そう思ったしつは立ち上がり,歩き出した
土地勘は全くないため,適当に歩く
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