血の保管場所
□突然知らされたことは
2ページ/6ページ
・・・・・なにもされない
「・・・・なにもいたしませんご安心下さい」
低い男の声だった
ゆっくり目を開けた
部屋はまだ暗いままで声の主の顔も見えない
「あ・・・・の・・・」
恐る恐る声を出すとにこっと微笑まれた
心臓が飛び出しそうになる
・・・・・部屋は暗いんじゃ・・・
顔は見えないはずなのに
「こっちの明るさには慣れてきましたか?」
そういわれて気がついた
明かりはついてはいないが見える
「はい・・・」
小さく返事をすると
「やはりそうでしたか」
何が?
・・・それより