その他の夢

□馬鹿な子ほど可愛い
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*この小説はお祝い小説なので、名前変換無しとさせていただきます。ご了承ください。

そしてヒロインの性格がぶっこわれています。
十分に注意してお読みください。










皆さんこんにちは!

私の名前は桜坂沙智!

秀徳バスケ部マネージャーであり、部員の高尾和成の彼女でもある、花も恥じらう女子高生だよっ♪




………えっと、昔の少女漫画の冒頭みたいな始まり方をしてごめんなさい。

ちょっと魔が指して…テヘペロ←


普通に行きますね☆


ま、さっきのがあながち嘘というわけでもなく。


私、高尾と付き合ってます。ええ。

羨ましいでしょう?ドヤ


と、意味のないことを永遠といっててもしょうがないし、さっさと本題に参りましょう。


えと、本題!


付き合ってもう半年以上たつというのにちっっとも私たちの関係が進歩しない、ということ!!


そりゃ、部活とかに集中したいのかもしれないけど…


青春なのかもだけど!


ってか一番近くで見てる私が一番知ってるけど!


私たち未だにちゅーの一つもしてません!


恋も、立派な青春だと思う人挙手!


ハイハーイ !!!ノノ



…それに、高尾最近かまってくれなすぎ。


ウサギと一緒で、桜坂沙智という生き物も寂しいと死んじゃうんだよ?


高尾不足で死にそうだよぅ…







色々考えてたらいつのまにか寝ていたみたい。



気付いたらお昼休みだった。


あれ、私が記憶してる中で一番新しい記憶って、一時間目だったよ!?


いやいやいや、誰か起こそうよ!


教師も放置だったのかコノヤロー。


…起こそうとしても全く起きなかったことは私はしらなかったのだった。





お弁当を食べ終わり、お腹も満たされたことだし、中庭の散歩でもしちゃおうかな♪

そこ!え、お前友達居ないの?みたいな微妙な視線やめ!

副会長である私の友達は生徒会の仕事に行っちゃっただけだから!


寂しい子とちゃうから…ん?



んんぅー?


おっ♪



中庭で高尾を発見!

高尾不足を補わなければ!



沙智ロボットはっしーん♪



「たっかおー♪」


「お、沙智。どうしたんだ?」


むぅ。


「別に?
用がないと話しかけちゃいけないの?」


意地が悪くそう質問をすると、高尾は途端に慌てたように弁解をしだした。


「?!
そんなことねえよ!?沙智なら24時間いつでもウェルカムだぜ?!」


「ぷっ。
冗談、だよ?」


「な…!焦ったじゃんか…」


ま、ちょっと本気で言ってたけどねん。



「そいえば緑間君は一緒じゃないの?」


「ん?
あー、今日のラッキーアイテム探しに行ったぜ?」


「なるほどねー」

緑間君って

「変な奴だったっけ…」


「沙智、心の声漏れてる漏れてる。」



「おっと失礼」


油断したわぁー




「じゃ、俺行くな。」


えっ。


「なんでっ!」


「なんでって…
練習、だけど。沙智も来ないのか?」


ハッ!


そういえばそうだった!


ボケすぎて忘れてた!


でも…



「ヤ。
高尾行っちゃヤだ。」


「どうした?!」


ぎゅ、と抱きつき離れようとしない私に困惑している高尾。

そりゃそうだ。


「だって…
最近、部活だーバスケだーって私のことほったらかしにするし。
高尾はもっと私に構うべきだっ。」


………。


あぅ…


言葉にするとすごく子供じみた我が儘を言っている事に気づく。


は、恥ずかし!!!


沙智さん恥ずか死できるよぉ!!

恥ずかしすぎて、思わず抱きついていた力を強め、赤くなった顔を隠すように高尾のお腹に顔をぐりぐり擦り付ける。


…やばっめちゃいい匂い!


「沙智…可愛い。
いやこれは反則っしょ。あれーどうしようこれって押し倒していいのかなーいいよなーよし!」


ぶつぶつ何いってるんだろ???


「え、たか…お…?」


「沙智、寂しかったのか…?」


「……うん。」


「ごめんな、俺自分のことばっかで。」


「いや、私のほうが自分勝手でしょっ…ごめん。」


「謝るなよ?つか、あの、俺のがごめん。
先謝っとくわ。」


「へ?」


あ、あれー?


どうして高尾は私の事お姫様だっこしてるのかなー?


「午後サボろうぜ。」


「えぇ!?」


「そして俺ん家行こう。」


「ええぇ!?」


「なんかもう沙智が可愛すぎて色々やばい。」


え、なんですかこの流れ?!


あと素朴な疑問なんだけど、高尾ん家までお姫様だっこで行くのかな。

それに可愛いって意味わかんないし。


あーうー…どこからつっこんでいいんだろ…。


とりあえず一つはっきりさせとこう。


「た、高尾ん家で…な、な、なに…する…の?」


「何って…」


「ちゅ、ちゅー…とか?」


だったら嬉しい…な。

いやでも恥ずかしい…心の準備がっ!


「…ごめんな。」


「ぇ…してくれないの?」


ちゅ


「にゃ!?」


しゅん、と項垂れる私のおでこに高尾はキスをしてくれた。


「違うって。
キス以上のことまでするから謝ったの。」


なるほど。



…えっ!?










えっと、このあとやっぱりお姫様だっこのまま高尾ん家に連れ込まれた私は、高尾に美味しくいただかれてしまったのでした。



…急に進展しすぎだよね!?









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