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□LogⅤ『仲間入り』
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「は？」
「いやだから……。」
サッチと龍牙はただいま食堂で玉ネギの微塵切り中。
そんななか、サッチは唐突に話を切り出した。
『お前って、正式に家族だっけ？』
この質問に対して、文頭の台詞だ。
「いやいや、質問の意味はわかってるから。」
「そうか、ならよかった。……ってよくねぇーよっ！」
「何一人で突っ込んでんだよ……。ついに中身までフランスパンになったとか？」
「フランスパンじゃねぇっつーの！」
「玉ネギ切んのに、何で叫び声が聞こえてくんだよい。」
げんなりした様子のマルコが入ってきた。
「いや、だってサッチが突然、変なのこと訊くから。」
「いや変なことじゃないし！」
「サッチが突然、フランスパンになるから。」
「フランスパンじゃないし！」
「サッチが突然、変態になるから。」
「変態じゃないし！」
一人は静かに、もう一人は叫びながら、それでも玉ネギを切っている。
俺はとんでもないところに来てしまったのか。
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