短編用

□隊長達の目的
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「今日は何を食べるかな。」


いつものように森をふらつき、食料を狩る。

昨日は鳥。
一昨日は海獣。
その前は虎だったかな?


「がるるっ!!」

熊が飛び出してきた。



「よし、熊にするかな。」



とりあえず強そうな外見の熊をどう倒そう。

殴るか。
蹴るか。
ぶった切るか。

最後のが手っ取り早いけれども……。

運ぶのめんどくなりそうだな。





よし、殴る方向でいこう。


そうして襲ってきた熊を蛸殴りにして、最後に腹部に一発入れる。


熊が倒れたかと思いきや。



「おえっ!!」



なんか吐き出しやがったよ、こいつι


吐き出されたものは、勢いで茂みの奥までとんでしまった。

それに気を取られていたら、熊は脱走した。



「あぁ〜……ι」

どうするべきなんだろう。


吐き出されたものの正体、確認した方がいいのかなι

でも、嫌な予感しかしないんだよなぁ。

いっちばん会いたくない奴らに会う予感がする。

でも吐き出させたのは自分なわけだしぃ。

ここは責任放棄したらだめな気もするしぃ。

でも、予感あたりそうで嫌だしぃ。






「…………。」






もう、いいや。

どうにでもなれくそぉっ!



なんて、涙ながらにやけくそになって、吐き出されたものを見に行く。









「…………。」








ほらな。

やっぱりそうだよ。

だから確認したくなかったんだよ。

何でよりによってこいつかなぁ。

せめて別の奴ならスルーできたのにさ。

何でよりにもよってパイナップルなのかなぁ。




泣いていい?







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