短編用

□限界ですι
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今日で船が島を出て三週間。




「溜まってきたなぁ〜……。」


何がって?

んなの、欲がに決まってんだろぉ。

俺だって、おっさんに踏み入れてるのは認めるけどな。

それとこれとは別問題。

溜まるもんは溜まるんだ。



「あ、サッチ隊長。」

「おう、どした?」

「今日も宴だそうです。」

「あ、そ。了解。」



それじゃ伝えました、と部下は走っていった。

また、腕が疲れるまで料理と格闘か。


……腕が鳴るぜ。








そして宴。

料理は出きったから、後は宴に参加するだけだ。



ナースのお姉様達、誘ってみようか?

いや、でもあいつにばれるのは嫌なんだよなぁ。



あいつとは、部下であり、只今惚れている女の紅音だ。


「ぎゃははは!」

「紅音、お前、それやばいって!」

「あははは!」


なんだ?

そう思って近づいてみると……。



「サッチ隊長ぅ〜(泣)」


紅音が涙目でこっちにやってくる。

しかもその頭の上には、…………猫耳。



「た、助けてください!」



涙目で訴える紅音。

その尻には尻尾まで付けられていて。

や、やばい……ι

襲っちまうι

マジで襲っちまうι



「お前ら、やりすぎだ馬鹿がι」


とりあえず、平静であるように見せかけて、助けて、船内へ戻りたいι



「すんませーん。」


気の無い謝罪をした部下を、蹴っ飛ばす。







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