短編用

□ちょっとタンマ!!
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「ガープ中将。」

「なんじゃ。」

「南の海岸に白ひげ海賊団を発見しました。」

「めんどくさいのぉ。」

「仕事ですから。」

「仕方ないから行ってやるかな。」






全然全くこれっぽっちも仕方なくない。



職務ぐらい全うしろや。

っていう言葉は、上司相手なので我慢した。





「紅音。」

「なんでしょうか、中将。」

「なんでもない。」






ぶん殴りたかったけど、我慢した。

上司だから。





私は、なんかいつの間にか海軍の雑用係にされていた16歳の女。

けど、弱くはない。

そこそこに認められるぐらいには、腕はある。

ただ、海兵になりたいわけじゃないから、雑用という名目になってるだけだ。




この人、常識はずれだけど一応中将だし、策があるかと思った。

思ってたら。

ガープ、普通に白ひげの前に登場しやがった。



馬鹿だろっ!?



「相変わらずでかいのぉ。」

「何だよい。」




あ、あれは。


確か不死鳥のマルコ。





「おぉ、マルコか。ちょうどよかったわい。」

「何の用だよい。」

「白ひげはおるか?」





そりゃいるだろうよ。


その白ひげの船なんだから、いなかったらおかしいだろう。





「居たら何だよい。」

「会わせたい奴がおるんじゃい。」

「?誰だよい?」

「見りゃわかる。」

「相変わらずテキトーなじいさんだよい。」





全面的に賛成します。


マルコさんが船に戻っていく。

おそらく、確認しに行ったんだろうな。



そしてすぐにかの有名な、白ひげことエドワード・ニューゲイトが現れた。


他の隊長たちもわらわらと顔を出して、降りてくる。


戦闘にならないことだけを祈ります。





「珍しい顔ぶれじゃねぇかぁ。」

「久しぶりじゃの。」




すげぇ。

大物同士の会話だ。




「会わせてぇ奴なんて、どういう風の吹き回しだぁ?」

「預けられた奴がおるんじゃが、そいつがちっとな。」

「預けられただぁ?」

「そうじゃ。こいつなんじゃがな。」





そう言ったガープに首根っこをつかまれ前に出される。



…………。


はぁ!?

聞いてない聞いてない聞いてないぃ!!

どういうこと!?

なんで!?

何がどうなってそうなった!?




「ガキじゃねぇかよい。」




ふ、不死鳥様の目が恐いですι





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