短編用
□ちょっとタンマ!!
2ページ/4ページ
「ガキのわりにはいい顔してるぜ。」
「サッチ、なんでテメェはそういう見方しかできねぇんだよい。」
「けどよマルコ。サッチの言にも一理あるぜ。」
「僕もイゾウにさんせー♪」
「イゾウ、ハルタ、お前らもかよいι」
マルコさんも同じ様な立場にあるんだなぁ。
その苦労、すっごくよくわかるなぁ。
「腕は立つのかぁ?」
「当り前じゃい。」
「ほぉ。」
や、やめろぉぉぉおぉぉっっっっっっ!!
余計なことを吹き込むなぁ(泣)!!
まだ死にたくないんじゃボケェ!!
という心の叫びは届かないようだ。
「というわけでな、紅音。」
「なんでしょう。」
嫌な予感しかしない。
「お前、不死鳥と一発やれ。」
「は?」
「なぁにが『は?』じゃ。」
「いやいや、普通『は?』って言いますよ?」
「めんどくさい奴じゃのー!」
「いや、全っ然面倒くさくないです。」
「いいから行って来い。」
不死鳥さん、もう戦闘態勢に入ってますけどι
いや、って言うかね。
「断固拒否させてもらいます。」
「いいから、行け。」
「行きません。」
「行け。」
「行きません。」
「行け。」
「行きません。」
ここで首根っこを掴まれた。
は?
身体が宙に浮いた。
へ?
「行けちゅーとるんじゃ!」
白ひげに向かって投げられる。
はぁ!?
どんどん近くなってくる白ひげ。
鋭い眼光に射抜かれた。
刹那、私は刀を抜いた。
「っ!!」
白ひげから振動が叩きつけられる。
それを破棄を載せた刀でいなして、勢いのまま接近し頬の薄皮を刀で裂く。
白ひげの頬から赤いものが、するりと垂れた。
切った。
そう思った瞬間、全身で殺気を感じた。
.