中編用
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おきたら、見慣れない天井が見えた。
「……生きてる?」
「当たり前だ。」
返ってきた返答に驚いて、そっちを見る。
い、医者ι?
「ったく。あの傷でよく動いたもんだ。んなに死にたいんなら、海にでも落ちろ。」
「…………なんかごめんなさいι」
「うちの船の馬鹿どもよりは、素直で常識があるな。」
「素直かどうかはわかりませんが、常識はありますι」
「で、お前。マルコに勝ったなぁ。」
この医者、会話がむっちゃ突飛だなぁι
「……そう、ですねιはいι」
「お前の手下が、お前を返せとうるさいんだが。」
「戦ってるの!?」
「物陰に隠れて野次飛ばしてるだけだ。」
「…………そんなことだと思いましたι」
「で、どうするんだ。」
「あいつらは、さっさと船を出させます。」
「お前は。」
「私は、逃がされる対象じゃないから、おたくに任せます。」
「馬鹿正直な奴だ。」
「馬鹿正直に生きるような教育しか受けてないんで。」
「よく海賊になったもんだ。」
「私も、そう思います。……それじゃあ、外の様子見てきます。」
「おい、案内してやれ。」
「はーい。」
ナースさんが、外まで案内してくれるようだ。
外に出ると、太陽のまぶしさで目がくらんだ。
しばらくしてなれてきてから、能力を使って船から下りる。
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