中編用

□U
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おきたら、見慣れない天井が見えた。




「……生きてる?」

「当たり前だ。」



返ってきた返答に驚いて、そっちを見る。




い、医者ι?


「ったく。あの傷でよく動いたもんだ。んなに死にたいんなら、海にでも落ちろ。」






「…………なんかごめんなさいι」

「うちの船の馬鹿どもよりは、素直で常識があるな。」

「素直かどうかはわかりませんが、常識はありますι」

「で、お前。マルコに勝ったなぁ。」




この医者、会話がむっちゃ突飛だなぁι




「……そう、ですねιはいι」

「お前の手下が、お前を返せとうるさいんだが。」

「戦ってるの!?」

「物陰に隠れて野次飛ばしてるだけだ。」






「…………そんなことだと思いましたι」

「で、どうするんだ。」

「あいつらは、さっさと船を出させます。」

「お前は。」

「私は、逃がされる対象じゃないから、おたくに任せます。」

「馬鹿正直な奴だ。」

「馬鹿正直に生きるような教育しか受けてないんで。」

「よく海賊になったもんだ。」

「私も、そう思います。……それじゃあ、外の様子見てきます。」

「おい、案内してやれ。」

「はーい。」



ナースさんが、外まで案内してくれるようだ。




外に出ると、太陽のまぶしさで目がくらんだ。

しばらくしてなれてきてから、能力を使って船から下りる。






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