過去Novels
□初めての・・・【オリジナル】
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・・・俺が夢幽界という場所に行ってから約1ヶ月が過ぎた。
今日から三学期で、今日は始業式だ。相変わらず皆変わってない。
校長先生の無駄に長い話。そしてその後の表彰。
・・・ん?・・・ミサキ、大会に出たんだ。しかも好成績。まぁ俺には関係のないことだが。
―それからしばらくして放課後。俺は帰る準備をしていた。すると、
「タツヤ〜!」
後ろから鞄を背負ってミサキが俺を呼びながら近づいてきた。
「なんだよ?」
「明日一緒に期限が2月末までのあの宿題やろ!」
ん〜・・・、別に特に用事は無いしな・・・。でもたしかミサキって陸上部に入ってたよな?
問いただしてみたところ、明日は部活は無いらしい。どうせ土曜日だからちょうど良いな。
俺はOKをした。
「じゃあこれ!」
・・・?俺はミサキに何かを渡された。これは・・・。
「動物園のチケット・・・だよな・・・。」
「うん、そう!実はこの前偶然近くの動物園の入場無料券手に入れちゃったの!だからそれ、タツヤにあげるよ!丁度2枚あるし!」
タダだし宿題進むし一石二鳥だな。
俺は一言ありがとうと言って、ミサキと途中まで帰り道を進みながら家に帰宅した。