過去Novels
□雨の降る朧月の下で【オリジナル】
2ページ/4ページ
【プロローグ】
ザーーーーーーーーーー・・・
雨・・・か…。
朝っぱらから雨。いつもより早く起きたものの、こんなにザーザー降っていると流石に気分もブルーになる。…今日は電車か。
「タツヤ〜!!」
…タイミングが良いんだか悪いんだか…。よく分からないがミサキが近づいてきた。
「今日はいつもより早いんだね!いっつも遅刻スレスレで来るのに…。」
「余計なお世話だ。…なんか今日はいつもより早く起きちまっただけだよ。んで、特にやることがないから今から寝るとこ。」
「あ、そうなんだ。じゃ、おやすみ!」
いやいやなんかツッコめよ。…まぁ良いや。