A Memory 第二章
□第27話・世界の一部
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―ND2000―
ローレライの力を継ぐ者キムラスカに誕生す。
其れは王族に連なる赤い髪の男児なり。
名を聖なる焔の光と称す。
彼はキムラスカ・ランバルディアを新たな繁栄に導くだろう。
―ND2018―
ローレライの力を継ぐ若者人々を引き連れ鉱山の街へ向かう。
そこで……
――若者は力を災いとし街と共に消滅す。――
これを機にキムラスカ・ランバルディアとマルクトの間で半期に渡り戦争が起こるだろう。
やがてマルクトは鎮圧されキムラスカ・ランバルディアを新たなる繁栄が導く。
これがマルクトの最期である――。
ピピピピピピ…
ガチャッ
『モース様。ルークがアクゼリュスへと向かいました…』
「そうか…フフフ…これでスコア通り。ルークも馬鹿な奴だ。何も知らないとは言え、障気塗れの街へ行くなどと……アッシュはどうした?」
『…ルークと共にアクゼリュスへ』
「それは多いに結構。私が手を下さずとも奴もルーク共々死ぬ訳だからな…」
『…』
「全ては偉大なるスコアの通りに…。偉大なるユリアの予言通りに……ククク」
アーハッハッハッハッハ!!
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