A Memory 第二章

□第24話・最期の旅…?
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「はぁ〜…」


アクゼリュス旅立ちの日。
昨夜、ガイに言われた言葉を思い返す度に今までの自分に呆れと溜め息が出る。



「――そんなに溜め息吐いてると、幸せが逃げちゃうわよ?」

トボトボ…と廊下を歩くアッシュの様子を見、ティアが声を掛けてきた。
アッシュは一度振り返り、また溜め息を吐く。

いつもと違う彼に、ティアは「どうしたの?」と訳を聞く。



「………………ティア、」

「?」



「…俺って……『ルーク』をひいきしすぎてる?」



意外なアッシュの批評に、ティアは思わず目を見開いた。


「…今頃気付いたの?」

「………やっぱり?」

ズバリと言い切られ、ますますテンションが下がるアッシュ。

それに「冗談よ…」とティアが笑った。



「ん〜…でも確かにアッシュは、ルークをひいきしすぎね…」

「……俺は皆平等に接してたつもりだったのに…」


「――でも、いいんじゃない?」


続いた言葉に「え?」と聞き返しながら、下を向いていた顔をティアへと向ける。




「…アッシュはひいきしてても、相手が正しくない道に行けば、剣を交えて負かす人じゃない…」


アンノウンとアッシュの激戦の話を思い出しながら、ティアはクスクス…と笑う。



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