A Memory 第二章

□第24話・最期の旅…?
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「ひいきしてても、ちゃんと悪い方へ導かないようにする…。言う事を聞かないなら殴る事だって出来る。ひいきは『ひいき』でも、アッシュの『ひいき』は、本当に大切に想っているからこそじゃない…」

「ティア…」


「少なくとも私はそう思うわ。貴方がどれほど、ルークのコトを大切に想っているか…ね」



―だから貴方(アッシュ)は今のままでもいいのよ?―






ガイとはまた違うティアの『アッシュ』の捉らえ方。

アッシュはキュっと、痛くなる胸を押さえた。



「……よしっ」

「アッシュ?」

「ティア。俺…これからはルークをあまりひいきしない」

「!」



ティアではなく、ガイの意見を取り入れたアッシュに、ティアは驚きと疑問の目を向ける。




「ルークは…これから、もっともっと強くなっていくと思う。…それに一々首をつっこんで守っていくのは…駄目だと思うんだ」

「アッシュ…」

「でもティアが言ったように、ルークが少しでも悪い方向に行こうとしたら…殴ってでも、喧嘩してでも…正しい所に向かわせるよう、『ひいき』しようと思う」



それは『二人』の意見を交えた目標――



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