A Memory 第二章

□第30話・まばゆき光の柱
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でも――――――。








ルークの顔が青ざめる。




期待が一瞬で恐怖に変わった顔。






いやだった。






ルークが悲しむのは…







だから…










「…たった1万人分でいいのか?」










…強がりを言った。











「俺が第七音素1万人分、提供してやるよ!!」












…これはただの強がり。








「「「!!」」」

『!…そうです、アッシュはローレライと完全同位体のルークより優れたレプリカ…!!確かにこれなら…』

『アクゼリュスの障気中和は…可能ってコトか!?』



アクゼリュス保護作戦に障気中和が『追加』された時…。



俺の体は恐怖に震えた――。







大丈夫…







大丈夫!







だって此処には皆がいる!









守りたいルークがいる!









守りたい皆がいるんだから…









失敗するわけない!!


















デモモシ失敗シタラ?










「セフィロトが…!!」








駄目……








やめて……









これ以上……ッ











「俺の力(超振動)で誰も消さないで!!!!」














――俺の目に、いつの間にか涙が溢れていた――。











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