A Memory 第二章

□第21話・揺れる焔
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「?ルーク…どうかしましたの??」

「元気がないようでしたが…」

事情を知らないナタリアとイオンは、ルークの様子に疑問を抱く。


が、ルークと共にアッシュを救いに行った者は皆、直感した。




ルークが落ち込んでいる理由…







それはきっと……








いや……絶対…















「アイツ…人を殺しちまったんだ…」




ガイが説明した。








「!?ルークが…人間を!?」


ガイの説明に一早く喰い付いたのは、ルークに剣術を教えなかったヴァン。

剣を教えていないのに、どうやって…?という顔をしている。


「ルークは…アッシュに剣を習ったそうだ」

「!!…アッシュっ!?」


ヴァンの信じられないという顔に、アッシュは射たたまれない気持ちになる。




本当…ルークになんてモノを教えてしまったのだと…。






「……ルーク…」





アイツは…戦も知らなかった純粋な奴だったのに…と。











でも…









それではいけない…。












このままでは…いけない。



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