バスケと白の少女

□第6Q 弱点と終了と信者
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涼太は一瞬表情を変えたがもとの表情に戻した


「で?確かに黒子っちのプレイだけは見てもムリっスけどそれで何がかわるってゆーんスか?」


第1Q終了
休憩二分です



「変わるさ!次の第2Qでホエズラかかせてやる」






「なるほど‥うんいけるかもソレ」

「頭冷えたんだねー」

「いや、最初から」

「「超ムキになってたよ」」

「けどこれ黒子君と火神君二人の連携が大事よこれできる?」

「‥うなん‥とか」

「いや、自信ないのかよ」

あたしがつっこんだあとテツが火神の脇腹にチョップをいれた

「うわっ、はいったねー」

「テメ何いきなり」

「黄瀬君を倒すんでしょう?」

「ったりめーだ」

ドスっ

「いったっ‥」

「さっ、逆襲よろしく」





休憩が終わり第2Qが始まった
伊月先輩から火神へボールが渡りドライブ
涼太はもちろん追いつく


「火神だけじゃないよ‥」

火神がテツにパスをし涼太を挟んで火神に渡りそのままレイアップ

「っし!!」

「ナイッシュー!」

また火神がパスしテツは日向先輩へスリー

スパッと綺麗な放物線を描きはいる

「ちょっとは見直したかね?一年二人!」
「日向先輩ナイッシュー!綺麗でしたぁ」
「琴美ちゃんだけかよ‥ありがとう琴美ちゃん」

海常さんの表情をだんだん変わっていく
あー、そりゃそうだよねー
縮まってきたから


「黄瀬君は強いですボクはおろか火神君でも歯が立たない‥けど力を合わせれば‥二人でなら戦える」

「やっぱ黒子っちかわったっスね‥帝光時代にこんなバスケはなかった‥けどそっちもオレを止められない!そして勝のはオレっスよ‥黒子っちの連係をお返しすんのはできないスけど‥黒子っちが40分フルに保たない以上結局後半ジリ貧になるだけじゃないスか」

涼太にボールが渡る

「そうでもねーぜ!」

テツが涼太のマークにつく

「黒子っちにオレを止めるのはムリっスよ!」

違う違う、止めるんじゃない


「「獲るのよ!」」
あたしとリコ先輩の声がそろう

バックチップ、ひるんだ一瞬でテツがとる外から打つが火神が弾く

「モーションがかかるからねー」

「行くぞ速攻!!」

「っちっ‥」
涼太がディフェンスにまわるときに振り向いた時肘がテツの額にあたった
テツは大丈夫だと言うが出血がひどい


「不本意な結末だが‥終わったな」

「黒子っち‥」

「涼太!いいからテツは大丈夫!自分のプレーしな!」

「琴美っち‥」

テツを抜いた残りでやれることをする
火神は大丈夫かと聞いたが‥

「大丈夫だって信じろ!」

「でも‥」

「大丈夫だっつってんだろダァホたまには先輩の言うこと聞けや殺すぞ!」

「日向先輩かっこいいっ」

「「「「えっ!?」」」」

「へっ?」



「ったく今時の一年はどいつもこいつも‥もっと敬えセンパイを!そしてひれふせ!」

「スイッチ入って本音漏れてるよ主将」

クラッチタイムで性格がかわったすごいね、であれでスリーをあんまり落とさないってすごいっ!


「あいにくウチは一人残らず諦め悪いのよ」


"優しい時は並の人!!スイッチ入るとすごい!!けど怖い!!二重人格クラッチシューター日向順平"

「ざまぁー」

"冷静沈着慌てません!クールな司令塔かと思いきやまさかのダジャレ好き伊月俊"
「サロンパスで‥ナイスパスやべぇきたコレ」

"仕事キッチリ縁の下の力持ちでも声誰も聞いたことない!水戸部凛之助"

"なんにもでかるけどなんにもできないMr.器用貧乏小金井慎二"

「ひでぇ」


個性的な先輩が揃っている

少しずつだが縮まっていく点だけどまだ足りない


リコ先輩がうっかり零した言葉でテツが復帰する

「無理はしないこと!いいね?」

「はい」

「危ないと思ったらスグ交代します!」



誠凛と海常の試合をしてるこの頃

ガラガラ
自転車とリアカーが合体してるものが海常へと向かっていた

「くっそー信号待ちで交代ジャンケンなのにまだオマエ一回もこいでなくね?」

「当然なのだよ、なぜなら今日のおは朝の星座占いオレのかに座は一位だったのだからな」

「関係あんのソレ!?」

「つーかわざわざ練習試合なんか見るくらいだから相当できんだろなオマエの同中!?」

「真似っことカゲ薄い子とあと悪魔」

「それ強いの!?」




残り五分、相手はテツを見失う
そりゃ20分引っ込んでたもんね

日向先輩のスリーが決まり同点となった


「同点だぁー!?」

「誠凛ついに追いついた!」

「涼太の雰囲気変わった‥火神、テツ、先輩達!涼太に注意して!」

ドライブでテツを抜いた涼太
火神がヘルプにまわりバックチップでボールを狙うが取れずダンク

「オレは負けねぇスよ誰にも黒子っちにも」
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