赤髪と双子

□流川兄妹
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朝、入学して数日



「楓ぇー、前向いてこいでよ」

「うるさい、オレは眠い」

「あたしも眠いのー」

「zzZ‥」

「寝るな!アホ」

「どあほう、オレが寝ていると?」


朝から危ない運転をしている自転車

前に男、後ろに女が乗っていた


「蓮‥」

「なに?」

「運転代われ‥オレは眠い」

「ふざけんな!」





















授業、国語の授業

「スースースー」

「蓮ちゃん、今日も寝てるよね
ちょ、みてるよ起こした方がいいかな?」
「‥流川!おい流川起きろ!」

びくっ
「んー?」

蓮は一度起きたがまた寝はじめる


同時刻10組


「スースースースー」

「ねぇ、ねぇ流川君起こした方がいいかな?」

「流川‥流川!」



「「流川!いい加減にしろ!」」


9組と10組の先生の二人の声が響いた



昼休みになると9、10組から流川は教室から居なくなる‥
昼休みが終わっても帰ってこないときがたたある



「あれ、蓮、今日は教室なんだねー」
「追い出された‥楓に」
「じゃ、流川君は?」
「屋上で寝てんじゃないかな」

にっと笑う蓮





午後も蓮は先生の声を子守歌としてきき寝る


「おい、流川!」
「‥ふぁ〜い?」
「これを解いてみろ」

数学の先生はいきなり当ててきた
あー、うん楽勝じゃん

あたしは、席から立ち、黒板に

カツカツといい音を響かせ答えたを書いた
帰り際、先生はわなわなと肩を震わせていた
んー、関係ないけど

あたし、寝てるけど
楓よりは、勉強でくるし
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