魔法と絆

□第6夜 宴の始まり
1ページ/1ページ



"シャラ様のお帰りに乾杯!"


国民達は声をあげ乾杯をする



「宴なんかいーのにぃ‥」

「どれだけ、シャラの帰りを皆が待ってると思ってるんだ?」

「はーい、兄様」

「物わかりがいいなシャラは」
兄様は、頭を撫でる 兄様の手は落ち着くんだよね


「シャラ、酒はどうだ?」

「えー、飲まないよ」

「そうよ、シャラは子供舌なのよこの剣術バカ」

「なに言ってんだよ、シャラは酒癖がわりぃんだよ」

「いや、ちょ‥喧嘩しながら、私の恥ずかしいこと言わないでよ!シャルルカン、ヤムライハ!!」

「いい加減にしろ!」
ジャーファルはシャルルカンにチョップ

うわぁ、痛い

「な、なんで俺だけ!?」

「自業自得よ剣術バカ」

ヤムライハは横目でシャルルカンを見て呟く

「マスルール、食べ物ない?」

「あるすけど?」

「頂戴?」
マスルールに食べ物をとってもらい一人で食べる

きゃー
うふふっ
あははっ

「‥兄様‥」
「まったくですよ」
「うわぁ」
「わぁ‥」

上から、私、ジャーファル、シャルルカン、ヤムライハが声を上げる

「「「「さすが、七海の女たらし」」」」


「なにか、いったか?」

「あー、兄様聞こえてたの?」

「うん、まぁな」

「兄様あいかわらず、酒と女の人に弱いねー」

周りに居た八人将が頷く

「困ります」

「そっすね」

「手出されかけたわ」

「いつもだよねー」

「酒だけはだめですね」

「苦情がすごいです」

「え?ヤムライハ大丈夫だった?」

「俺を信じてないのか?お前等は」

「いくら、妹でも兄様の酒癖は信用ならない」


シンドバッドはうなだれた
「俺は信用されてないのか」

「まぁまぁ、兄様っ!」

「酒癖がなかったら、いんスよ」

「そうですよ」




八人将は今でも酒癖に苦労していたらしい





兄様の酒癖はあまりにもひどすぎるから‥

現地妻が多発とか‥なんとか‥

だから兄様にお酒はダメなの


あたしがいない間にも問題があったとは‥ご苦労様です政務官さま‥


と私は思った
 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ