青い炎がみせる希望

□認定試験はじまるよー!
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あたしはメフィストの部屋にいる


「今日、認定試験をします☆」

「うん、であたしはどうしたらいい?」

「そうですね‥」


あたし、琴美はメフィストに呼ばれ、今日する認定試験の話をする

主にどこに誰が配置するか、誰が何を見るかの打ち合わせだ



「琴美、理事長準備ができました」
「雪男おかえりーっ!バリヨンとか重くて痺れるのにー」

「琴美が召喚したバリヨンでしょ」
「あははっ、そーだよー」

















同時刻、生徒達は真っ暗な部屋から屍がはじけ体液をもろかぶっていた



「いやぁ、天井裏汚いなぁー」

「琴美静かに!」

「バレたら意味ないですよ☆」

「なんで二人がいんのよ!」

「私は元々ここと決まってましたよ☆」

「はぁ、雪男は?」

「わからないけど心配でしたので‥」

‥ん?なんでだろう‥


「ライバルがここにいるとは‥」

「理事長だけ独り占めは狡いですよ」

「はぁ‥雪男の配置は向こうだから!」





下ではしえみちゃんが使い魔に木を出してもらいバリケードを作る

「俺が外に出て囮になる」


燐が立ち上がり自分が囮になると言い出し周りが驚く


「バッおいッ!奥村!!戻ってこい!!!」

キィイィイイ


「うわぁあの屍、興奮してる」

「むちゃくちゃしますね‥彼は」

「そうね‥あー、一匹だけか」





「なんて奴や」

「結局一匹残ってますけどね」

「クソ‥このままぼーっともしとられへんし‥詠唱で倒す!」

「坊‥でもアイツの致死節知らんでしょ!?」

「知らんけど‥屍系の悪魔は"ヨハネ伝福音書"に致死節が集中しとる俺はもう丸暗記しとるから‥全部詠唱すればどっかに当たるやろ」


子猫丸くんが手伝うといい
竜士くんが頼んだ


うんうん、いいよ!よくわかってる


「ちょっとま待ちなさいよ!詠唱始めたら集中的に狙われるわよ」

「言うてる場合か!女がこないになっといて男がぼけーっとしとられほんやろ!」

すると廉造くんが錫杖を出した








「頼りになるね‥協力が大事だ」

「これからが楽しみですね琴美」









屍がバリケードを徐々に破壊していく
しえみの体力もわずかである‥
勝呂の詠唱は最後にはいった‥


そのときだった‥


ドサッ


しえみが倒れ、バリケードが消えた
志摩が屍を刺す



「ヤバいなぁ、間に合わなかったら行かなきゃ」

「いや、もう少し待ちましょう」




「"稲荷神に恐み恐み白す為す所の願いとして成就せずということなし!"」

出雲が白狐を呼び出す


"汝め‥また性懲りもなく呼び出しおったか‥身の程を知れと‥"

「あたしに従え」






「出雲ちゃんはもう大丈夫だね」

"すごいなあの女は‥まぁあぁいうのが向いてるんだろうな"

「あれ、ベルフェゴール‥」

「ちっ‥二人だと思っていたのに」

"はってめぇと二人きりとか‥俺らがさせねぇよ‥"

「アインス☆ツヴァイ☆ドライ‥少々、おとなしくしていてくださいネ」

"くそ‥悪魔め!"

「ちょ‥」

「これで、二人きり琴美」

「試験みないと」

「いつになったらわかってくれるのやら‥」

「ん?」






下では出雲が屍を止め、勝呂が最後の詠唱をする


パッ


「電気が」


"耐えざらん"

すっと屍が消えた
そしてドアから燐が姿を現した


「なん‥なんやお前なんて奴や!!!死にたいんかーっ!!!?」


ネイガウスの雪男が現れ、ネイガウスの姿をみた燐の目が見開いた


「そいつてきング!!??」

ドッ

燐がメフィストに潰された
「おや、失敬☆琴美どうぞ」

「ありがとう」

ストッ


琴美がメフィストの手を借り、天井から下りてくる


「ハ〜イ☆訓練生の皆サン大変お疲れ様でした〜」

「め、メフィスト!?」

「あ、あれ?理事長か‥」

「ふぁっふぁっふぁ!この理事長(わたし)が中級以上の悪魔の侵入を許すわけないでしょう!」

天井、押し入れ、床から他の先生が現れる


「医工騎士の先生方は生徒の手当てを」

「まさか‥」

「そう!なんと」

「この合宿はね候補生認定試験を兼ねたものだったんだー」

「琴美、私の台詞」

「へへっ、ごめんね?」

「許します」

むぎゅぅぅう
琴美をメフィストが抱きしめ、志摩が叫び出す


「あぁー、俺の琴美ちゃんがぁぁ!」

「では私が合否を明日発表するので楽しみにしていてくださいネ☆」
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