愛の瞬間
□誕生日プレゼント
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始まりは相葉さんからの電話だった
「ニノ、お誕生日おめでとう♪ねぇ、今からプレゼント届けに行ってもいい?」
今から…ですか?
「ダメです……てか、嫌です」
「何でだよっ!人がせっかくプレゼントあげるって言ってんのに」
だってあんたの声、テンション高そーじゃん
テンション高い相葉さん、すげぇ面倒くせぇーんだもん
「今度、一緒の仕事の時でもいいです」
「無理!だって生ものだもん♪」
「……生ものって…食い物ですか?」
「ん?内緒(笑)ふふっ♪ひゃっひゃっ♪」
すげぇ楽しそうな相葉さんの声
その笑い声とテンション、すげぇ不安で怖いんですけど(苦笑)
「やっぱり、来ないで下さい」
プレゼントが何なのかすげぇ気になる所だけど……やっぱり不安と恐怖が勝つ訳で…
「何でだよっ!せっかくプレゼントに……いてっ!何すんだよ」
「馬鹿っ!ちょっと携帯貸せっ」
へっ?……翔さん?
「もしもしニノ?雅紀だけじゃなくて、俺と松潤と大野さんも一緒に行きたいんだけど……いい?」
皆で?
「別に……いいですけど…」
何でわざわざ皆で僕の誕生日プレゼントを持って来るんだ?
「じゃ、後で(笑)食い物と飲み物は持って行くからさ…」
「それがプレゼントですか?」
「ん?内緒(笑)ふふっ♪」
お前もかよっ!
すげぇ気になるじゃん!
じゃ、後で…そう言って電話は切れた