愛の瞬間

□いつも、いつまでも
番外編
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「へぇ〜、すげぇいいじゃん」


潤くんが僕の背後に立って、僕の手元を覗き込んだ


「そうかな?」


潤くんにそう言って貰えると、凄く嬉しいな


だって潤くんは有名なジュエリーデザイナーだし


潤くんの作るアクセサリーは、どれもセンスが良くてカッコイイ


今、僕が付けているこのネックレスも


足首にしているアンクレットも、潤くんが作ってプレゼントしてくれたもの


今は僕の為に、指輪を作ってるんだって


“智の綺麗な指にピッタリの指輪作ってやる”って、凄く張り切っていた


悪いからいいよって言ったんだけど、俺が作りたいんだから気にすんなって


智にプレゼントしたり優しくしたり甘やかしたりするのは、もう俺の趣味みたいなもんだからって笑ってたんだよね


「マジでいいよな♪なんなら、今すぐに商品にしたい位に…」


「それはダメもん」


だってこれは和のだから


内緒で僕がデザインして作って、お誕生日プレゼントにするんだ


「分かってるって(笑)」


そう言って僕の髪をクシャクシャって撫でる潤くん


「でもよくニノが許してるよな」


「何が?」


「こうやって俺と二人で居るって事だよ」


そっ、今、仕事場で潤くんと二人っきり


この所ずっと、通常の仕事が終わった後、2時間位残ってデザインを考えたりしていて


今は試作品を作る所まで進んだ


一人でも大丈夫だよって言ったんだけど


俺も次のシリーズのデザイン考えるたり、智へプレゼントする指輪を作るからって言って一緒にいてくれる


でも、それは潤くんの優しさなんだよね


だって、こうやって一緒にいると色々教えてくれたり


アドバイスをくれたりするんだもん
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