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□純粋な子供なんです(完)
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「で…小さくなったと。」
「そおいう事だ。」
あの後意識が飛びかけた俺はそこをなんとか踏ん張り事情を聞くため執務室に向かった。
(ちなみにヴォルフラムとギュンターはうるさいからと強制退室)そこで聞いた話はこうだ…
昨夜晩餐の席で珍しくアニシナさんが一緒に食事をとったらしい。
そこで怪しい怪しいと思っていたグウェンダル達だがあまり気にしないように食事をしたそうだ。そして晩餐もすみ各自部屋に戻ろうとしたときに事件は起きた。

席を立ったコンラッドが急に苦しそうに倒れたらしい。
それをみたグウェンダルやヴォルフラム達は慌てて彼に近づいたが高らかに笑うアニシナさんの声と説明を聞き顔を青くし慌てたらしい。
「んでアニシナさんは“昔はみんな純粋な子供だった君改良型”をグウェンの料理に混ぜたはずだったのに間違えてコンラッドの食事に…」
「ああ、まさかアニシナの薬がコンラートに効くとは…」
確かに、魔力のないコンラートにアニシナさんの薬が効くとは誰も思わないだろう。
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