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□たまには…(完)
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「へ…?コンラッドが風邪…?」
「はい」
さわやかな朝を迎えた有利は何時も起こしにくるコンラートでなくヨザックが起こしに来た事に驚き理由を聞いたが理由を聞いて更に驚いた。
「嘘…」
「本当です」
唖然とする有利にヨザックは若干苦笑し小さく首を振った。
「……」
クルッと回れ右をし、ヨザックに背を向けた有利にヨザックはガシッと有利の肩を掴んだ。
「離せヨザック!」
「駄目ですよ。移ったらどうするんですか」
掴む手を叩き離させ睨みつけてくる有利にヨザックは真剣な表情をし有利をみた。
「別に構わない!」
「陛下!?」
制止を聞かず走り行ってしまった有利にヨザックは頭を抱えた。
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