Short Story
□my heart...
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ある晴れた日の昼下がり、眞魔国魔王ユーリ陛下と護衛のウェラー卿コンラートは馬に乗り、遠出に来ていた。
ユーリはカツラのみ変え、目はそのままに平服を着ている。コンラッドもいつもの平服に身を包み剣を腰にさしている。
「わ〜♪すっごいきれいな花畑だねえ、コンラッド!」
「そうでしょう?昔旅をしている時に偶然見つけたんです。気に入ってもらえましたか?」
「うん!ありがとう、コンラッド!こんなとこ連れてきてくれて。」
「どういたしまして。」
ユーリはてててと少し離れていった。
コンラッドはその場に腰を下ろし、ユーリを見ながら手を動かし始めた。