Parody Story
□その胸は…
2ページ/51ページ
ざ―――っっ・・・・・
「っくそ…ついてないな…」
ばしゃっ、ばしゃっ
一人の男が馬を操り、土砂降りの雨の森の中を走っていた。
「近道をしようとしたのがまずかったか…」
どこか雨宿りできそうな場所は…ん?
あれは…明かり?
男はその明かりを頼りに馬を進める。
「こんな所に小屋…家…か?」
男は馬から降り扉の前に立つ。
「背に腹は代えられないか…」
ドンッ!ドンッ!
「すまない!誰かいないか!おい!」
ドンッ!ドンッ!
男は扉を叩き叫ぶ。
数十秒後、扉が開少しいた。
「誰…?」
男か女かわからないが若めな声が聞こえてきた。
「あっ、すまないが…道すがら雨に降られて…雨宿りさせてもらえないだろうか?」
「…………いいですよ。馬は裏に馬小屋があるんでそこに…小屋に布があるんで拭いてあげて下さい。」
「あ、ああ。ありがとう、」
.