Short Story

□あるがまま
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「ユー… 」



反論がないことを訝しく思いユーリを見ると…



ぽろっ、ぽろっ…




ユーリの目からは涙がこぼれ落ちていた。



「ユー…」
「…っでそんなことゆうの…?」

言い過ぎたと思ったときには遅かった。

「…そんなに女らしい人がいいならそうゆう人とつき合えばいいじゃんか!悪かったね、女らしくなくて!!」

「ユーッ…」

バタバタッ…バタンッ

廊下を走っていく音が小さくなっていく。


コンラッドは足が動かなかった。


………俺は今何て…?





「どうかしたのかい?ウェラー卿。渋谷が今ものすごい勢いで出てったけど…」

コンラッドが愕然としていると相黒の大賢者、ユーリの親友の村田健が顔を出した。



「…なるほど。」

コンラッドから話を聞き村田が一言つぶやいた。
「猊下…?」

「渋谷、最近勉強頑張ってただろう?」

「ええ…それが何か?」

「あれはね…
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