Short Story

□すき
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一週間前、護衛兼名付け親のコンラッドに愛の告白をされた。

…受け入れることはできなかった。

それでもコンラッドは変わらずに自分に接してくれる。

自分も同じように接するよう努力してる。

…でも、たまに切なそうな目でこちらを見ているのがわかる。

…自分が受け入れなかったのに後悔する自分がいる。



…でも…怖い






執務を終え、一人魔王専用の花壇で座り込んでいた。

一際輝く青い花が目に入り手を伸ばす。

「……大地立つコンラート……」


頭に魔鏡に取り込まれた時の事…そしてあの雪の闘技場での事が蘇ってくる。


あたたかくて強くて優しいきれいな人…フォンウィンコット卿スザナ・ジュリア


そして…


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