EXPLORE Ｍ
□My Child
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M-４ My Child
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例え1人の男と1人の女として出会うことが出来なくても、私の手の中には一枚のCDがある。
…彼はいつも、私を狂わせる。
彼を知らなければ、私はきっと今とは別の、違う人生を歩いていたと思う。
だけど、彼を知ってしまった以上、知らない振りしてなんて生きていけない。
彼は私の目をいつも吸い寄せるように惹き付ける。
どこにいても、彼の回りだけが輝いて見えた。
もし人生をやり直せて、好きな位置からリセットしていいよ、って言われても、私は間違いなく、彼のいる人生を選ぶだろう。
それくらい、私にとって彼は偉大な存在なのだ。
加奈子さんが言う。
「やっぱさ、本人に認識されてる、って大きいよね」
うんうんと頷きながら、暁美さんも同意している。
「いいよねえ、れなちゃん。
５年間頑張ってサイトやってて良かったよね。
報われるよねー、こういうのって」
「ですよねー？」
多少なりとも、ミヌの足跡を自分のテリトリーに見つけてしまった限り、私はもうミヌから逃れられない。