桜姫

□対世界政府
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『(でもこの反応はニーナの方ね…)』

まだマルコたちにはニーナのことを説明していなかったためルフィに呼ばれたと言ったのだ。

呼ばれたからには何かあったのかも知れないし急がなければならないからだ。

『いた!ナミも一緒にいる』








『どうしたの?』

ニ「恋歌!

やっぱり来てくれた!」

二人しかいないのを確認してから降り立つ。

『何この食料の山』

ナ「いいところに来たわ!

今から海列車に乗ってロビンを助けに行くの

着いてきてくれる?」

ナミは食料の山を荷台に積み込みながら心配そうに恋歌を見る。

『…手助けするかどうかは話を聞いてから考えるわ』

ナ「そっか…

一先ず着いてきて!」

駅員らしき男がナミの指示に従って荷台をひく。

恋歌とニーナもそれに続いて走る。

ニ「私は…何もできませんでした…

側にいながら…人に拒否をされると…」

『ニーナ…

まだ終わったわけじゃないんでしょ?

まだまだやれることはあるはずよ』

悔しそうに涙を流すニーナに恋歌は励ますように笑う。

ニ「はい!」










着いた先は地下。

ル「おいナミ、ニーナどこ行ってたんだ」

ゾ「なんだその荷物は」

地下には厳つい顔(?)をした列車があった。

すでにそこにはルフィとゾロがいて列車に乗り込もうとしている。

ナ「食べ物と飲み物だけど?」

「「よく帰ってきたな」」

荷物の中身が食べ物とお酒だとわかると途端に態度をかえる二人。

「誰だいあんた」

恋歌の見たことのないお婆さんが酒をガブガブと飲みながら話しかけてきた。

『あ、私は…』

ル「母ちゃん!」

自分のことを説明しようとすると背中に軽い衝撃がきた。

『ルフィ、ただいま』

ル「おう!おかえり!」

「「「って、母ちゃん!?」」」

お婆さんと一人の男、子供の驚いた声が重なって聞こえた。
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