桜姫

□迎えと火事
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白ひげ海賊団の元から帰ってくると既にエースとサボは起きていた。

『おはよう

二人とも早いわね』

エ「あっ!母ちゃん帰ってきた!

起きたらいねーし、ダダンに聞いても知らねぇって言うから心配したんだぞ!!」

サ「どこ行ってたんだ?」

心配してくれる二人に恋歌は微笑む。

『ちょっとね

仕事してきたのよ


心配かけてごめんね』

二人の頭を撫でてやれば照れながらも許してくれた。

『ルフィは?』

エ「あいつならまだ寝てるよ」

『そっか』

サ「俺らそろそろ朝飯捕りに行くからルフィ起こすけど母さんも行くか?」

『今日は遠慮しておくわ

皆でいってらっしゃい』

そして二人でルフィを叩き起こし元気よく森に入っていった。








『さて、ダダン起きてますよね?』

三人が森に消えたあと先程から感じていた背後の気配に声をかける。

ダ「やっぱり気づいてたのかい

あんたあんな真夜中にどこ行ってたんだ?」

『そうですね…

もう少しでダダンさんもわかるときが来ますよ』

ダ「あんたの秘密が多いのは今に始まったことじゃないからね

今さら気にもしてないさ

あんたのことだからあの子達の為に行動してんだろうしさ」

恋歌は振り返ってダダンに微笑んだ。

『さすがダダンさんですね

同じ母親なだけありますね』

そう言えばダダンは心底嫌そうな顔をした。

ダ「笑えない冗談言うんじゃないよ

あたしはあいつらの母親なんかじゃないよ」

















その日の朝も三人が捕ってきた肉が食卓にならび、賑やかすぎる食事が始まった。

恋歌は相変わらずエースが肉を取ってきてくれるので(エースに動くなと言われた)肉争奪戦を静かに眺めている。

サボもエースと同じぐらいの力を持っているためちゃんと肉は取れている。

ルフィは相変わらずだが。



そしてそのまま賑やかすぎる食事は終わると三人はまた森に入っていった。

今日は恋歌はダダン一家の手伝いで食器を洗ったり、洗濯したりしていた。


すると不意にサボのペンダントの拒絶反応が発動した感覚が伝わってきた。

恋歌は直ぐ様立ち上がり、斬魄刀を持って変装はせずに家を飛び出した。
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