桜姫

□修行の日々
1ページ/10ページ

エ「さてと、そろそろあいつらのとこ行くか」

『そうね

二人もそろそろ起きてるだろうし』

起きた初めは恋歌の方が昨日のことを思い出してギクシャクしていたが、いつも通りに話しかけてくるエースにいつの間にか自然な感じに戻っていた。

朝食を食べ終えた二人はサボとルフィの元に行くということで準備をして家を出る。

『今日は私が連れていってあげるわ』

恋歌がエースに抱きつく形で腰に腕を回し、ダークブーツを発動させる。

エ「……………なぁ、これ他の誰かにもやったか?」

『シャンクスさんに一回だけね

それがどうかした?』

エ「………いいや」

険しい表情になってしまったエースに恋歌が不思議そうに首を傾げるがエースは何でもないと首を横にふった。

『じゃあ行こうか』

一瞬後そこに二人の姿はなかった。

















ル「あっ!!母ちゃんとエースだ!」

ルフィとサボのいるダダン一家の家の前に降りれば一番に"ルフィの国"と書いてある小屋(?)からルフィが出てきた。

サ「お、ほんとだ」

ルフィの声に反応してサボも出てきてくれた。

『二人ともおはよ』

「「おう、おはよ」」

『今日は何するの?』

ル「今日はな!狩りに行ってから修行すんだ!」

エ「ま、修行つってもいつもの一日百戦のやつだけどな」

サ「どうせルフィが最下位だけどな」

ル「そんなことねぇよ!!

今日こそは絶対に俺が勝つ!」

エ「とりあえず先にお前らの朝飯取りに行こうぜ」

サ「お前らのってことはエースいらねぇのか?」

エ「ああ、俺は母ちゃんと食ったからな」

ル「ずりぃぞ!俺も食いたかった!」

エ「今度頼めばいいだろ

さっさと行くぞ

じゃ、母ちゃん行ってくる」

『はい、いってらっしゃい』

「「いってきまーす!」」

『二人もいってらっしゃい』

元気よく森に入っていった三人を見届けて恋歌はダダン一家の家の扉を叩く。

ダ「うるさいねぇ…

こんな朝っぱらからいったい誰…」

「お頭?そんなとこで固まっていったいどうし…」

「なんです二人とも

扉のとこに固まったらじゃ…ま?」

『おはようございます

それからだだいま帰りました』

ダダンと数人の山賊が扉を開けて出てくるとそこには予想だにしていなかった人物が立っていたため全員固まってしまった。

数秒固まったあと一番に話しかけてきたのはさすがと言うべきかやはりダダンだった。

ダ「あ、あんたいつ帰ってきたんだい!?」

『帰ってきたのは昨日ですね』

ダ「昨日!?

ほんとにあんたは出ていくのも帰ってくるのも唐突だね






まぁ一応おかえりとだけは言っておくよ」

『はい!』

「「「「「恋歌おかえり!!」」」」」

『だだいま!!』
次へ
前の章へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ