僕のヒーローアカデミア

□3話
1ページ/4ページ

月日は流れ本日は雄英高校の入学式。

相「もうすぐHRが始まる時間だ

行くぞ恋歌」

寝袋に入ったままの相澤が急かすように言うが、みのむしのような動きで進んでいるので正直一緒に行きたくない。

『その歩き方兄さんの嫌いな不合理なやつじゃない?』

いつもより歩くのは遅いわ歩きにくいわでなぜそんな恰好で教室まで行くのかわけがわからない。

相「寝不足なんだよ俺は

いいから黙ってついてこい

それから俺のことは相澤先生と呼べ」

『はいはい、失礼いたしました

相澤先生』













ドアを開けたままがやがやしている1-Aのクラスにたどり着く。

相澤はひとつため息をつくとずりずりとドアまで這って行った。

相「お友達ごっこしたいなら他所へ行け

ここはヒーロー科だぞ」

寝袋からゼリー飲料を取り出して一気に吸い込みながらドアの前にいる生徒に話しかける。

((なんかいるぅぅ!!))

『(まぁ言いたいことはわかる

私もこんなのいきなり来たら怖いもん)』

ずりずりと教卓まで進んでいきそこでやっと寝袋を脱いで立ち上がる。

相「ハイ、静かになるまで8秒かかりました

時間は有限

君たちは合理性に欠くね


担任の相澤消太だ、よろしくね」

『私は副担任の相澤恋歌です

よろしくお願いします』

緑「じゃあこの二人もプロヒーロー?

見た事ないけどな・・・」

相澤の横に並んで恋歌も挨拶をすると、相澤にあれ出してくれと言われたので、生徒用の体操服を準備する。

相「早速だが体操服(コレ)着てグラウンドに出ろ」

『みんなのはここにあるから順番に取りに来てください』

生徒たちはみんな怪訝そうな顔をしながら順番に体操服を取りに来る。

焦「恋歌・・・

副担任なんだな」

最後に取りに来た焦凍に声をかけられる。

驚かせようと思い今日まで言っていなかったのだ。

『びっくりした?

一応先生ってつけて呼んでね

轟君』

焦「・・・なんかそれ嫌だな」

先生としてひいきするわけにはいかないと名字で呼べば不機嫌そうな顔になる。

けれどもここでは一教師と生徒。

変な噂が立ってはいけないのだ。

『ほらほら

早くいかないとみんなにおいて行かれるよ』

焦「わかった」

渋々更衣室に足を向ける焦凍を見送った後、恋歌もグラウンドへ急いで向かった。
次へ
前の章へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ