□みんなでパーティ!
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レ「そういえば今年はあれ、開催されないんですか?」

きっかけは白ひげの診察をしていたレイラのその一言だった。

問われた白ひげも聞かれて思い出したようで”もうそんな季節か…”と呟いた。

レ「1年なんてあっという間ですよ

今年は恋歌も参加するだろうしきっといつもより楽しいですよ」

白「そうだな

マルコに伝えておいてくれ

結構は2週間後、例年通りのといつものもやる、とな」

レ「わかりました」
















『海賊同士のお祭りですか?』

レイラからマルコに、マルコから全隊長に、全隊長から全隊員に先ほどの白ひげの言葉が伝えられた。

恋歌にはレイラが見つけてこの話をしている最中だ。

レ「ええ、毎年結構盛大なのが開催されてるのよ

この時ばかりは海軍に悟られないように細心の注意をはらって多くの海賊たちで騒ごうって

恋歌は始めてだから知らないだろうけど」

『そんなのやってたんですね』

レ「この広大な海で出会って、知り合ったのも何かの縁

ってことで基本は白ひげ傘下の海賊はあまり呼ばないんだけど」

つまりは傘下の海賊とではなく、他の海賊たちとの親睦を深めようという話のようだ。

『へぇー、なんか楽しそうですね』

レ「でしょー?

毎年あたしこれを楽しみにしてるのよ

みんな出し物とかするし」

『出し物ですか?』

レ「悪魔の実の力を使った芸とか、特技を使ったものとかいろいろあるの!」

本当に楽しそうに話すレイラはこの祭りが余程楽しみなようだ。

レ「でねでね、ここからが本題なんだけど…

恋歌もあたしたちと一緒に出し物やらない?」

『え!?私がですか?

な、内容によるんですけど…』

本題を切り出した時に一瞬きらっ、と光ったレイラの目を恋歌は見逃さなかったので安易に頷けない。

レ「ふふ、そんな構えなくても大丈夫よ

それにあなたにどんなことがあろうと頷かせる魔法の呪文があるんだから!」

怪しい笑みを浮かべたレイラに恋歌は逃げようかと思ったぐらいだ。

『い、一応その魔法の呪文を教えてもらっても?』

レ「忘れたとは言わせないわよ?

ー−−−−−−−−−−−−−−−−−−






さて、どうする?」

『お、お引き受けします…』

レイラの魔法の呪文は効果抜群だったようで恋歌は内容を聞く前に頷いてしまっていた。
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