桜姫

□家族
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数瞬後四人はダダン一家の家に到着したが、恋歌はそこで力尽きて眠ってしまった。

しっかりと三人を下ろしたあとに傾く体を三人で支えた。

エ「っと…

ほんとに寝ちまった」

サ「てかはえぇな…

ここまで早く着けるとは思ってなかった」

ル「俺もっかいしてほしい!

姉ちゃん起きねぇかなぁ?」

そう言ったルフィに二人から拳骨が送られた。

ル「いってぇ!

何すんだ!」

エ「ばかかお前!

これ以上母ちゃんに負担かけてどうすんだよ!?」

サ「そうだぞ!

ただでさえこんなに酷い怪我を…

怪我?」

そこで三人は考え込む。

何故恋歌の服は血だらけなのか、何故治療のために意識を失うほど深い眠りに着いているのか、何故恋歌の力で急いで帰ってきたのか。

「「「い、医者ぁぁー!!」」」

三人の絶叫がコルボ山に響き渡った。














ル「あっ!恋歌姉ちゃん起きた!」

恋歌が目を開けるとそこにはルフィがいて顔を覗き込まれていた。

ルフィはばたばたと出ていってしまった。

『どこいったんだろ?』

恋歌は体を起こしてここがダダン一家の家であることを確認する。

『よかった

ちゃんと帰ってこれてた』

細胞の活性化はイヴの分子配列を変化させる戦い方の治療方法で強制的な睡眠に陥ることは今までなかったため少し帰れてきていたか心配していたのだ。

しばらくすると数人の足音が聞こえてくる。

ばんっ

という扉が壊れそうな音とともに三人の少年、言わずもがなエース、サボ、ルフィの三人が現れた。

エ「母ちゃん!

起きたのか!」

サ「もう怪我何ともないのか?」

『うん、さっき起きたとこ

怪我は寝てる間に治ったみたい

心配かけてごめんね』

ル「何日も寝っぱなしだったから心配したんだぞ!!」

『え、私どれぐらい寝てたの?』

エ「さぁ、少なくとも二日や三日どころの話ではないな」

『そんなに…』

サ「ま、何にせよ怪我が治ってよかった」

サボのその言葉に二人も頷いてくれる。

『ありがとう』

エ「起きたてすぐで悪いんだけど今から外出れる?」

エースが今からちょっとしたいことがあるんだけどと言うと他の二人も知らないのか首を傾げている。

『もう全然大丈夫だから

何するの?』

エ「それはあとでのお楽しみだ」

楽しそうに笑うエースに全員何も言えなかったが取り敢えずエースに着いていくことにした。
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