僕のヒーローアカデミア

□2話
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焦凍の誕生日からは入学準備などで忙しく会えない日が続いた。

そんな中平和の象徴オールマイトが来年度から雄英高校で教師として勤めることが決まったと連絡があった。

『オールマイトさんか

会った事ないけどみんなの憧れのヒーローだしすごい人なんだろうな

(焦凍君の憧れの人でもあるし)』

相「あの人は良くも悪くも目立つ人だ

おそらく一年を受け持つことになる」

『そうなんだ

兄さんもまた一年生の担任するんでしょ?』

相「ああ」

校「そこで恋歌先生に頼みがあるのさ!」

にゅっと相澤の捕縛武器から出てきたの校長は器用にするすると地面に降り立つ。

『私に頼み、ですか?』

なぜか嫌な予感しかしない。

校「相澤先生は今年度の1-Aを全員除籍にしてしまっただろう?」

『はい

(けどあれって・・・)』

校「別に先生方の方針に口を出すつもりもないし、相澤先生がそう判断したなら仕方ないとは思う

けどね、入試にもお金、かかってるんだよね」

ずいっと、恋歌の顔に指を突き出してくる校長の後ろで、相澤は無表情で突っ立っている。

『存じてます』

校「つまり何が言いたいか、ということなんだけど


恋歌先生に来年度の1-Aの副担任をしてもらいたいのさ!」

『え・・・』

言われた言葉に処理が追い付かず助けを求めるように兄をみるが、すでに聞いていたのが先ほど同じように無表情のままだ。

『え、でも私プロヒーローじゃないですし事務員ですよ?』

校「その辺は大丈夫さ!

君は資格も持っているしこの雄英高校を卒業している

何も問題はない」

確かに校長の言うとおりではあるがなぜ自分なのだろうか。

教職を持っているプロヒーローなど探せばまだまだいるだろうに。

校「理由を聞きたそうな顔をしているね


恋歌先生には相澤先生の補助とせめて一気に除籍をしない様に見張ってほしいんだ

1年間見てその年の入学者が全員除籍になってしまったとすればそれは仕方ないんだけど、さっきも言ったように一気に除籍はできれば避けてほしいのさ」

校長の言いたいことはわかった。

だが、自分では兄を止めることはできないと思う。

『お言葉ですが校長先生

私ではあまり抑止力にならないと思いますよ?』

校「大丈夫さ!!

この学校の職員で君が一番適任だと思ったから任せる

僕の采配に間違いはないのさ!」

胸を張って言う校長にしぶしぶといった感じに恋歌が折れる。

『兄さんはそれでいいの?』

相「あ、ああ」

『そう

ならいいけど』














校「これでいいんですよね?相澤先生」

相「ありがとうございます」

校「これが恋歌先生の成長になるならお安い御用さ」

相澤の除籍の真相を知らない恋歌。

伝えるつもりはないが恋歌の未来の為に兄として相澤が考え根津に相談し副担任をしてもらうという事になったのだった。
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