僕のヒーローアカデミア

□4話
2ページ/8ページ

オールマイトが今回の訓練の概要を説明している間、コンビと対戦相手を決めるくじを用意する。

オ「恋歌君、くじをくれるかい?」

『どうぞ』

くじでコンビと対戦相手が決まり、ヒーロー側と敵側の組もくじびきで決まった。

『(1試合目から荒れそうだなぁ・・・)』














訓練をする4人を地上に残し、他の全員で地下のモニタールームに移動する。

「あのー・・・相澤先生?」

『・・・・あ、私か!

はい!なんでしょう』

移動してきた後おそるおそる髪が金髪の男の子に話しかけられた。

『えーと、上鳴君だよね?』

上「そうっす!」

『私相澤先生って呼ばれなれてないから下の名前でいいよ』

上「了解っす恋歌先生

気になってたことがあるんで聞いてもいいですか?」

『なに?』

上「恋歌先生って・・・・・相澤先生の奥さんかなんかですか?」

『は?』

一体なにを聞きたいのかと思えば思っていた内容より斜め上の質問が来たのでぽかんとしてしまった。

上鳴が質問してきているが、周りも聞き耳を立てているのがわかる。

『え、なんでそうなったの?』

上「名字一緒だったし、昨日のテストのときなんていうか息ぴったりだったんで」

『あ、ああそういうこと

残念ながら私と相澤先生は血のつながった兄妹です

息ぴったりなのは・・・家族だからじゃない?』

上「兄妹なんですね!」

好奇心とは怖いなと思いながらも誤解が解けて何よりだった。

上「そういえば恋歌先生もここの教師ってことはプロヒーローなんですよね?

個性とかってなんですか?」

一番答えにくい質問をしてくる上鳴にえーと・・・と答えを濁していると、後ろからぐいっと腕を引かれた。

『しょ、轟君・・・?』

焦「すんません

ちょっとトイレの場所教えてもらっていいですか」

『あ、うん』

急な焦凍の登場にぽかんとするクラスメイトだが、そろそろ戦闘訓練が始まりそうだったので全員モニターの方に集中した。







『ありがとう』

焦「いや、恋歌いつもこの手の話題逃げるからな

したくないんだろ?」

『・・・うん

迷惑かけてごめん』

ぽん、と頭に手を置かれて優しく撫でられる。

焦「無理すんな

困ったら言え」

『生徒なのに頼もしいね』

焦「ヒーロー目指してるからな」
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ