僕のヒーローアカデミア

□4話
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ある程度時間をみてモニタールームに帰ると、爆豪が恐ろしく強力な爆撃を緑谷に放ったところだった。

『うわ、痛そう・・・』

焦「直撃くらったら痛そうじゃすまないと思うぞ・・・」

ビルの3分の1ほど吹き飛ばした爆発は、緑谷には直接あたっていないようだ。

オールマイトが次にそれを使えば即刻中止と伝えている。

爆豪の戦い方は確かに才能マンと呼ばれるにふさわしいセンスのある戦い方だった。

『(けど、冷静なようで冷静じゃない

自尊心の塊ってとこかな

あれなら敵に神経逆なでされたら勝てないよ)』

勝っている間は調子がいいかもしれないが、強敵に当たり負けそうになると心が弱そうだと思ってしまう。

自分が負けるはずないと思い込んでいるから。

『(まぁそれも高校生の間は勉強だね)』

最終的にヒーローチームの勝ちで訓練は終了した。










2組目は焦凍の出番だったが、瞬殺で終わった。

『さむっ

(訓練になってないような・・・)』

焦「悪い

寒いよな」

帰ってきた焦凍が体操服の上着を貸してくれた。

氷は解けているがまだ寒いのでみんな震えている。

『わー、ありがと』

恋歌は戦闘服ではなくただのスーツなので余計に寒い。

焦「抱きしめてやれたらいいんだけどダメなんだろ?」

『ダメです』














そしてすべての組が終わりオールマイトからの講評。

着替えて教室に戻る様にと指示されたため全員更衣室へ移動する。

『轟君、これありがとう』

焦「おう」

借りていた体操服を返し、恋歌も職員室へ戻ろうとする。

「あ、あの恋歌先生!」

名前を呼ばれて振り返れば赤髪の男の子。

『えと、切島君?』

切「うす

あのこれ緑谷の服なんですけど、保健室に持って行ってもらう事ってできますか?」

緑谷はけががひどいため直接保健室に搬送されている。

まぁ保健室なら近いしいいだろうと緑谷の制服を受け取った。

切「あざす

お願いします!」

ぺこりと頭を下げて急いで更衣室にもどっていった。

『(ま、これ届けてたら次の授業に間に合わないもんね)』
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